インフレを見越した６つの資産防衛方法を紹介！今すぐ始めるインフレ対策！

「インフレが起きるとお金が減るって聞いたのだけど、大丈夫かな？」
「資産防衛のためには何をしたら良いのだろう？」

このような疑問を抱き、この記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。

インフレが進むと現金や預金の価値は下がってしまうので、資産防衛を考えなければなりません。

この記事では、インフレ対策に有効な資産を詳しく解説していきます。

まずはインフレの基礎知識からおさらいしてインフレ時の資産防衛方法について詳しくなり、今から対策を始めていきましょう。

１．【確認】インフレ下で現金資産価値が下がる理由

インフレ下では物の値段が上がり現金の価値が下がるという現象が起こりますが、ここではその仕組みについてもう一度確認しておきましょう。

また、インフレに強い資産についても解説するので、インフレ下での物や現金の価値の変動をしっかり理解してから、資産防衛を始めましょう。

順に説明します。

（１）インフレで現金・預金が目減りする仕組み

インフレが進行すると物の値段が上がるのですが、相対的に現金や預金の価値が下がってしまいます。

例えば、インフレが進んで100円で買えた物が200円に値上がりした場合を考えてみましょう。

物の値段が2倍になり、100円ではその商品を買えなくなってしまっていますが、物を基準にするとお金の価値が減ってしまったとも言い換えることができます。

つまり、インフレが進むと現金や預金は相対的に価値が価値が下がってしまうのです。

現金や預金はインフレに弱い資産なので、インフレに強い資産を保有することで資産を防衛しなければなりません。

どのような資産がインフレに強いのか、次節で解説していきます。

（２）インフレに強い資産とは

インフレに強い資産は、不動産や金など物としての性質がある現物資産や、株式や投資信託などインフレがメリットになる金融資産です。

不動産や金は物価上昇によって物自体の価格が上がる傾向にあるので、実物を保有することでインフレを見越した資産防衛をすることが可能です。

株式の価値は企業の業績と概ね連動しており、インフレによって物やサービスの価格が上がると企業の売上高は向上するので、一般的には株式の価値も高まります。

投資信託は不動産や株式で運用している商品が多く、これもインフレに強い資産と言えます。

保有資産が現金や預金に偏っている方は、その一部をこれらの資産に回して、インフレに備えた資産防衛を始めていきましょう。

２．インフレ下の資産防衛になる投資６選

解説してきたとおり、インフレ下の資産防衛にはインフレに強い資産に投資することが重要です。

この章では、インフレを見越した資産防衛に有効な投資対象を6つ解説していきます。

それぞれの投資方法の仕組みやメリット・デメリットについて解説していくので、いずれかの方法で投資を始め、インフレに備えた資産防衛を始めてみてください。

（１）不動産

不動産の価格は物価上昇とともに上昇する傾向にあるので、不動産はインフレに強い資産です。

マンションやアパートを購入して他人に貸し出し、家賃収入を得ることで不動産のオーナーは利益を上げられるのですが、家賃もインフレにともなった上昇する傾向にあるので、インフレは不動産投資の追い風になります。

不動産投資のメリットはインフレに強いことに加え、節税対策ができることが挙げられます。

サラリーマンなど他に黒字の収入がある方は、不動産投資で赤字が出た場合に赤字と黒字を相殺して課税所得を少なくできるので、所得税や住民税を低く抑えることができます。

一方のデメリットとしては、空室が生じると家賃収入を得られないことが挙げられます。

不動産なら何でも良いわけではなく、賃貸需要のあるエリアの物件を選んで空室リスクを下げましょう。

賃貸需要に関してはこちらの記事をご覧ください。

（２）不動産投資型クラウドファンディング

不動産投資型クラウドファンディングは、少額で不動産に投資ができるサービスです。

インターネット上で投資したい物件を選んで申し込み、クラウドファンディングで資金を調達した事業者が不動産の売買や運用を行い、収益を投資家に還元する仕組みです。

投資対象は不動産なので、不動産投資型クラウドファンディングも上記と同様の理由でインフレに備えた資産防衛に向いています。

不動産投資型クラウドファンディングのメリットは、1口1万円など少額で不動産投資ができることです。

現物の不動産の購入には数千万円のローンを組むのが一般的であり、資金面のハードルが高いのですが、不動産投資型クラウドファンディングはこの弱点を改良した商品と言えます。

デメリットとしては、原則として運用期間中は解約できないことが挙げられます。

あらかじめ予定の運用期間が公表されるので、その間は解約できず、お金を引き出せないことを理解した上で投資をしましょう。

不動産投資型クラウドファンディングについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

（３）REIT

REIT（不動産投資信託）も少額で不動産に投資できる商品です。

REITを購入することで、不動産を運用する投資法人が出資金を運用し、得られた利益が投資家に分配されます。

REITのメリットは、住宅だけでなくオフィスビルや商業施設、ホテル、物流施設などさまざまな不動産に投資できることです。

投資法人は個人での所有が難しい不動産を運用していることが多く、REITを買えば多様な不動産に投資できます。

一方のデメリットとしては、価格変動が挙げられます。

株式のように価格が変動するので、購入後に価格が下がって損失が生じるリスクがあることは覚えておきましょう。

REITについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

（４）株式

株式は企業が資金調達のために発行する証券です。

インフレ時には物やサービスの値段が上がり、企業の売上高も増加する傾向があるので、一般的には株式の価値も高くなります。

株式のメリットは、株価の上昇による値上がり益、配当金、株主優待と3つの方法で利益を得られることです。

一方、銘柄選びなどが難しく、ある程度投資に関する知識が必要であるという側面もあり、中級者向けの商品と言えます。

慣れないうちは少額でできるもので知識をつけ、徐々に運用金額を増やしていくことをおすすめします

（５）投資信託

投資信託は、投資の専門家に資産の運用を任せることができる商品です。

株式や不動産などで運用している商品が多いので、インフレ時の資産防衛に有効です。

投資信託のメリットは、投資法人に所属するプロに運用を任せられるので、知識が少ない初心者でも投資をすることができる点です。

投資初心者で銘柄選びに自信がない方などは、投資信託を活用すると良いでしょう。

一方のデメリットとしては、プロに運用を任せるため、手数料がかかることが挙げられます。

手数料が割高な商品だと、投資信託の利益よりも手数料の方が高くついてしまうことがあるので、投資する際は必ず手数料を調べましょう。

なお、銀行で紹介される商品には手数料が割高で投資家が得をしないものがあるので、ETFなどの株価指数に連動したものがおすすめです。

（６）金

金は現物資産なので物価上昇によって価格が上がりやすく、インフレ時の資産防衛に有効です。

また、お金の価値が下がるなど危機的な状況において値上がりしやすい特徴を持っています。

金のメリットはインフレのみならず有事に強く、テロや戦争、リーマンショックやコロナショックなど金融危機の際に値上がりすることです。

実際、金の価格は2019年12月には約1480ドル/トロイオンスでしたが、新型コロナウイルス感染が世界に広がるにつれて値上がりし、2020年8月には約1970ドル/トロイオンスに上昇しました。

世界情勢の緊迫や金融危機においては、株式などこれまでに紹介した資産も価格が下がりやすいのですが、金は反対で値上がりしやすいです。

一方のデメリットは、保有しているだけでは利益が生まれないことです。

値上がりしてから売却することで初めて利益を得られるので、保有している間に利益を得られる不動産や株式などとは異なります。

あくまでも有事に備えた資産防衛策として有効と言えます。

まとめ

インフレが進むと現金や預金の価値が目減りしてしまうので、資産防衛を考えて投資をする必要があります。

インフレに強い資産には、例えば不動産、株式、金などが挙げられます。

ご紹介した方法の中からできるものを選び、インフレに備えた資産防衛を始めていきましょう。

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