
ロボアドバイザーはおすすめ?失敗する人の特徴やデメリットをわかりやすく解説
「ロボアドバイザーは失敗する?」
「メリットやデメリットを詳しく知りたい!」
と思いませんか?
放置するだけで資産がみるみる増えるイメージがあるロボアドバイザーは、忙しい人ほど興味を惹かれますよね。
ただし、正しい使い方やデメリットを理解しないと、資産運用の失敗原因になります。
そこで本記事では、ロボアドバイザーの仕組みや失敗する人の特徴を紹介しました。
最後まで読めば、ロボアドバイザーに向いているのか判断でき、自分にあった投資方法を見つけるきっかけになるでしょう。
Contents
1.ロボアドバイザーとは?仕組みや投資対象を解説!
「ロボアドバイザーは失敗するのか?」を判断するには、仕組みや投資対象への理解が大切です。
そこで、ロボアドバイザーについて以下2つを紹介します。
世間一般やホームページのイメージではなく、資産が増える仕組みかどうかで見ていきましょう。
(1)ロボアドバイザーの仕組みや投資対象
ロボアドアイザーとは、AIが自動で資産運用してくれるツールです。
投資家のリスク許容度を判定し、全世界のファンドに分散投資してくれます。
自分で投資信託やETFを買う場合との違いは、プロが設計したアルゴリズムでポートフォリオまで組まれるところです。
例えば、米国の3,500以上の銘柄に投資できるVTI(ETFの1つ)を自分で買った後は、残りの資産をどう配分するのか考えます。
一方でロボアドバイザーなら、米国株だけでなく新興国株、不動産やゴールドなどを扱う世界中のファンドに自動で投資できるのです。
具体的にロボアドバイザーには以下のようなサービスがあります。
- ウェルスナビ
- THEO
- 楽ラップ
#1:全世界への投資は未来が明るい
全世界株に投資する代表的なファンド「VT」のチャートから、長期的に世界の経済は良くなっていることがうかがえます。
一時的な暴落はありますが、長期的には右肩上がりのチャートがからです。
さらに世界の経済動向を調査するIMF(国際通貨基金)によると、コロナ禍にも関わらず世界経済は2021年に6.0%、2022年に4.9%成長する見込みがあります。
このまま世界の経済が成長する前提に立てば世界への分散投資は合理的です。
(2)ロボアドバイザーと自動売買システムの違い
「自動で資産運用できる!」と聞くと、FXの完全自動売買はトラリピ運用が思いつきます。
自動という共通点はありますが、ロボアドバイザーを上記の自動売買は全くの別物です。
両者の一般的な違いを表にまとめました。
投資先 | 投資方法 | リスク | システムの設定 | 売買 | |
ロボアドバイザー | 投資信託やETF | 長期積み立て | 低い | 販売元 | 自動 |
自動売買 | 外国通貨 | 短期トレード | 高い | 販売元 | 自動 |
トラリピ | 外国通貨 | 短期トレード | 高い | オーナー | サインを見て手動 |
ロボアドバイザーは、低リスクの分散投資による長期的な資産形成に向きます。
一方で、自動売買は短期的な利益を狙ったギャンブル性の高い商品です。
ロボアドバイザーと自動売買では、求める成果が大きく異なります。
2.投資初心者がロボアドバイザーで失敗しにくい3つの理由
ロボアドバイザーは以下の理由から、初心者でも失敗しにくい投資方法です。
それぞれ詳しく紹介します。
(1)知識がなくても適切なポートフォリオが作れる
ロボアドバイザーを使うと、投資の知識がなくても適切なポートフォリオができます。
ノーベル経済学賞を受賞したハリー・マーコウィッツ氏が提唱する「現代ポートフォリオ理論」に基づいた仕組みだからです。
現代ポートフォリオ理論は「同じリスクがある無数の組み合わせから最も期待リターンが高いものを選ぼう」という考え方です。
ロボアドバイザーを使う際は、最初に以下のような質問に答えてリスク許容度を判断します。
- 年齢
- 年収・現在の金融資産
- 毎月の積立額
- 資産運用の目的
- 相場が暴落した際の反応
そして投資家のリスク許容度にあわせて、無数のポートフォリオから期待リターンが高いものが選ばれるのです。
出典:ウェルスナビ
さらにポートフォリオの定期的な更新によって、長期的な目線で適切なポートフォリオを提案し続けられます。
投資初心者が良いポートフォリオを組むには、投資対象への理解や各ファンドに対する理解が必須です。
知識不足だと知らない間にリスク許容度を超えた投資をしてしまうケースもあるでしょう。
ロボアドバイザーなら投資初心者の知識や経験の不足をカバーし、投資をサポートしてくれます。
(2)入金後は自動運用だから放置できる
ロボアドバイザーは、リスク許容度を測って入金さえすれば放置でもOKです。
入金後に必要な3つの作業を全て自動で行ってくれます。
- 買付け
- 積立
- リバランス
入金が終われば勝手に最適なポートフォリオで買付けされ、希望にあわせて自動で積立投資を続けられます。
そのため、感情を入れずにドルコスト平均法を使った着実な資産形成が可能です。
価格が変動する商品を定期的に一定額で購入する投資方法。投資対象ではなく投資時期でリスク分散できる。
さらにリバランスも行われるので、放置が原因で大きくポートフォリオが崩れません。
長期投資に必要な手間を省けるだけでなく、感情を入れるた投資によるミスを防げるため、投資初心者はロボアドバイザーで失敗しにくいです。
#1:リバランスとは?
リバランスとは、崩れたポートフォリオを元に戻す作業です。
定期的ににリバランスをしないと、予定より大きなリスクを負っていたりリスクが低すぎてリターンも狙えなかったりします。
例えば株式と債券を50%ずつ買って資産運用をはじめるとします。
1年後に株式が上昇し、株式60%と債権40%のポートフォリオになりました。
債権と比べてリスクが高い株式の比率が増えたので、当初よりハイリスク・ハイリターンな投資になります。
そこで株式と債券50%ずつのポートフォリオに戻すと、余計なリスクを負わずに適切なリターンを狙った運用を続けらるのです。
さらに、ロボアドバイザーは本来必要なリバランスの手間も省いてくれます。
- リバランスの必要性を決める
- 保有ファンドの時価を把握
- 適切な売買金額の計算
- 注文
- ポートフォリオのチェック
リバランス時に利益が出ているからと言って、ハイリスクな運用をしてしまう心配もありません。
(3)勉強しながらローリスクで投資をはじめられる
ロボアドバイザーは、初心者が投資経験や知識を増やすことにも役立ちます。
デザインが単純明快で何に投資しているのか非常にわかりやすいからです。
以下の画像はロボアドバイザーのウェルスナビが実際に作ったポートフォリオです。
出典:ウェルスナビ
投資する資産クラスの金額や割合だけでなく、選ばれた優良ファンドまで一瞬で理解できます。
投資を学んでいきたい場合、相場を理解するためにファンドごとに特徴をチェックしてみるのがおすすめです。
例えば米国株を扱うVTIの信託報酬が0.162%と知っている人は、米国株を扱う投資信託の信託報酬が2%近くであれば高いと判断できます。
投資信託の運用時にかかる手数料
その結果、成績優秀でもないのに明らかに手数料が高いファンドを購入することはなくなるでしょう。
特に「もう少し勉強してから投資をはじめたい」と考える人が一歩踏み出すのにロボアドバイザーは向いています。
ロボアドバイザーのポートフォリオやリバランスを参考にすると、ローリスクに投資経験が積めるからです。
3.ロボアドバイザーで失敗する人の特徴3選
長期的に利益が出るはずのロボアドバイザーを使っても、以下の3つに当てはまる人は失敗します。
それぞれ詳しく解説します。
(1)そもそもロボアドバイザーに任せていない
ロボアドバイザーには、以下の2種類があります。
- 投資一任型…運用プランの提案から発注やリバランス全て自動
- アドバイス型…運用プランやリバランスの提案をしてくれるが実際に売買するのは自分
ロボアドバイザーに任せなかった失敗は、アドバイス型を選んだ人に多いです。
アドバイス型は、売買を自分で行うので感情が入る余地があります。
そのため、最適なポートフォリオを提案されたにもかかわらず、自分の好みで投資して失敗する可能性が高いです。
投資経験が浅い人に、アドバイス型のロボアドバイザーは向きません。
(2)無理やり運用に感情を入れている
売買に感情が入らないというロボアドバイザーのメリットを放棄すると、資産運用で失敗します。
ロボアドバイザーを使う手順から見ていきましょう。
- リスク許容度を設定する
- 入金する
- 自動で運用してくれる
投資家が感情を入れやすいのは、最初のリスク許容度の設定です。
例えば、組まれたポートフォリオで利益が出ていないことを理由に、リスク許容度を高く設定したとします。
ロボアドバイザーは今までよりリスクの高い金融資産の割合を上げるため、一時的に利益は上がるかもしれません。
ところが、その後に暴落が起きれば損失も大きくなります。
無理やり設定を買えて自分のリスク許容度を超えた投資をしているため、ダメージは大きいでしょう。
(3)長期投資を理解していない
ロボアドバイザーのシミュレーションは長期投資が前提です。
設定した金額を10〜20年にわたって投資し続けた結果を想定しているので、短期的な含み損は出ます。
長期投資を理解していないと、一時的な含み損に慌てて解約してしまうケースがあります。
しかし、一時的な損失を理由に積立をやめるのはもったいないです。
適切なポートフォリオであれば、短期で損失を抱えても十分に挽回できる可能性があるからです。
実際にウェルスナビの投資先に含まれるVTIは2020年から暴落しているものの1年以内に回復しています。
短期で見ると負けていますが、長期では資産が右肩上がりです。
ロボアドバイザーは長期的な資産形成を見据えた投資をしています。
4.ロボアドバイザーで失敗しないために理解すべきデメリット
続いて、ロボアドバイザーのデメリットを4つ紹介します。
想定外の損をしないために、ロボアドバイザーを検討する前に必ず押さえてください。
(1)手数料が高くパフォーマンスに大きく影響する
ロボアドバイザー最大のデメリットは、手数料の高さです。
手数料の相場は年間1%ほどですが、長期投資に大きな影響を与えます。
毎月5万円の積立投資を20年間続けた場合の運用結果を利回り4%と5%で比較しました。
たった1%の差でも運用益に220万円ほどの違いがあります。
この運用益の差をどう考えるかでロボアドバイザーをおすすめできる人が決まります。
「投資に手間がかからないなら1%くらいは許容範囲」と思えるならロボアドバイザーを検討しても良いでしょう。
(2)投資商品を自分で選べない
ロボアドバイザーは自動で商品を買ってくれるので、投資商品が選べません。
投資を勉強したくない人にはメリットですが、投資の知識がある人には大きなデメリットです。
もしロボアドバイザーと同じ成績のポートフォリオが組めるなら、不要な手数料を支払うことになります。
またロボアドバイザーは以下のような明確な目的を持たないと、投資スキルのアップにつながりません。
- ロボアドバイザーのポートフォリオを参考にする
- 実際に投資してみて値動きに慣れる
- 暴落時の自分の反応を正確に知る
簡単に資産運用できるがゆえに、金融リテラシーを高める機会を失います。
(3)元本割れのリスクがある
ロボアドバイザーは元本割れのリスクがあります。
投資対象は分散されリスクを抑えられるシステムですが、確実ではありません。
リーマンショックやコロナショックのような暴落時に慌てて決済してしまうと、損失が確定します。
決済しなくても資産が減るストレスが強く、生活に影響が出る人もいるでしょう。
投資の世界では、どれだけ優秀なAIでも負ける可能性があります。
(4)広告収入が発生している
ロボアドバイザーをメディアで紹介すると広告収入が発生します。
契約があれば運営者が儲かるので、読者が使いたくなるような情報が書かれやすいです。
そのため、書かれている情報を鵜呑みにしてはいけません。
まずは、自分で仕組みを調べたり口コミを見て利用者の状況を知ることが大切です。
5.ロボアドバイザーをおすすめする人とおすすめしない人
最後にロボアドバイザーのメリットとデメリットを踏まえて、おすすめする人とおすすめしない人の特徴を紹介します。
ロボアドバイザーの利用を検討するなら、自分がとちらに近いのか考えてみてください。
(1)投資に手間をかけたくない人にはおすすめ
ロボアドバイザーをおすすめできるのは、投資に手間をかけたくない人です。
基本的にリスク許容度の設定と入金しかやることがないので、とにかくラクだからです。
特に投資の重要性を理解しているけど、仕事や趣味に集中したくて時間を使えない人にはぴったりでしょう。
また、投資初心者が使うならロボアドバイザーのポートフォリオを参考にするのがおすすめです。
最低金額だけロボアドバイザーで運用すれば、残りの資金は似たようなポートフォリオで投資ができます。
(2)投資スキルがある人にはおすすめしない
ロボアドバイザーをおすすめしない人は、一定の投資スキルがある人です。
同じ成果で運用できるなら、手数料を支払った分は損失になります。
また、自分で投資する場合と比べて投資スキルのアップも難しくなるでしょう。
すべて自動運用となるので、投資の知識や経験の蓄積に時間がかかります。
6.まとめ
ロボアドバイザーとは、AIが自動で全世界の金融商品に分散投資してくれるツールです。
以下のメリットから投資初心者が失敗しにくい投資方法と言えます。
- 知識がなくても適切なポートフォリオが作れる
- 入金後は自動運用だから放置できる
- 勉強しながらローリスクに投資をはじめられる
ただし、手数料が割高なのは大きなデメリットです。
20年単位の長期投資では200万円ほど収益が落ちる可能性があります。
投資にかける手間の少なさと手数料の高さを天秤にかけて、ロボアドバイザーの利用を検討してみてください。
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