インデックス投資にもデメリットはある?他の投資と比べた時のデメリットとは

「インデックス投資ってどんなデメリットがあるの?」
「インデックス投資は元本割れリスクがあると聞いたけど、他に気をつけることは?」

インデックス投資を始めてみたいけれど、最初の一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

インデックス投資は少ない資金で、手間無く、低コストで分散投資を実現できる利点があります。

一方、デメリットもあり、特性を理解して正しい選択をしないと失敗の原因になりかねません。

この記事では、インデックス投資のデメリットとその対策について解説します。

最後まで読めば、自分に合ったインデックス投資の投資スタイルを見つけることができるでしょう。

1. インデックス投資とは?

インデックス投資とは、インデックスと呼ばれる市場の動向を示す指数と連動するように運用されている投資のことです。

値動きがわかりやすく、初心者にも取り組みやすい投資法の一つです。

インデックス投資は投資信託を積み立て購入する場合によく使われる手法で、インデックスファンドを1本持つとそのインデックスを構成する銘柄群に分散投資ができるためリスクを低く抑える効果が期待できます。

また、一般的に信託報酬などの運用コストが低く設定されていて、長期投資にも適しています。

(1)代表的なインデックスを紹介

市場全体の動きを表すインデックスのうち代表的なものを紹介します。

代表的なインデックス

  • 日経平均株価:国内株式
  • TOPIX(東証株価指数):国内株式
  • NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均):米国株式
  • S&P500種株価指数:米国株式
  • DAX指数:ドイツ株式
  • MSCIコクサイ・インデックス:先進国株式(日本を除く)

例えば、日経平均株価は日本経済新聞社が東証一部上場企業から選んだ225社の平均株価を指し、「業種のバランス」と「流動性の高さ」を基準に定期的に入れ替えが行われています。

日経平均株価に連動する投資信託を購入すれば、東証一部に上場している225の企業へ間接的に投資することができるという仕組みです。

また、先進国株式型であれば日本を除く世界中の約1300の企業に投資することになります。

2.インデックス投資のデメリット3つ

インデックス投資のデメリットを3つ紹介します。

インデックス投資のデメリット

  • 個別銘柄と比較したときに変動が小さい
  • 一定の運用コストがかかる
  • 元本割れのリスクがある

デメリットについて紹介しますが、これらはインデックスに限らず投資全体に言えることです。

むしろ他の投資対象と比較するとインデックス投資は後半2つのデメリットは小さいと考えられます。

しかし想定外の損をしないために、インデックス投資を検討する前にデメリットについて必ず押さえておきましょう。

(1)個別銘柄と比較したときに変動が小さい

インデックス投資の最大のデメリットは、個別銘柄と比較したときに変動が小さいことです。

なぜなら、インデックス投資は日経平均株価やTOPIXといった指数の動きに連動するように運用されるため、市場相場から大きく乖離した動きはしないからです。

インデックスファンドの一つ、ニッセイ日経225と個別銘柄でリターンの差を比較してみましょう。

ニッセイ日経225インデックスファンドの基準価額騰落率(2021年10月22日現在)

  • 前日比 +0.34%
  • 1週間 -0.92%
  • 6カ月 -0.65%

次に日経225のうち個別銘柄の株価騰落率は以下の通りです。

日経225個別銘柄の株価騰落率

  • マルハニチロ・・・-0.42%
  • 積水ハウス・・・-1.94%
  • 日清製粉・・・-1.27%
  • 資生堂・・・・+0.81%
  • 日本製鋼所・・・+2.46%

以上から、指数に連動するファンドよりも個別銘柄の株価騰落率のほうが値幅が比較的大きいことがわかります。

個別株投資では各企業の業績や社会情勢によって大きな値動きをすることも多く、タイミングが合えば大きな利益が期待できます。

けれどもインデックス投資ではベンチマークとなる指数は極端な変動が少なく、短期間で大きな利益を得ることは期待しにくい投資法と言えます。

(2)一定の運用コストがかかる

インデックスファンドを購入すると、一定の運用コストが掛かることもデメリットの一つです。

インデックスファンドの場合、以下の3つの運用コストが必要です。

インデックスファンドの運用コスト

  • 購入時の買付手数料
  • 維持費である信託報酬
  • 売却時の信託財産留保額

インデックスファンドの場合、信託報酬は購入価格の0.1%~0.2%前後に設定されていることが一般的です。

例えば、信託報酬が0.2%かかるインデックス連動の商品を100万円分購入した場合、年間2000円のコストが掛かります。

運用を10年間続ければ、約2万円分のコストが掛かると計算できます。

とはいえ、一般的な株式投資と比較すると割安な手数料です。

SBI証券スタンダードプランの場合の手数料

  • 50万円まで 250円(税込275円)
  • 100万円まで 487円(税込535円)

個別銘柄の株式投資では取引ごとに、注文の約定代金に対して手数料が必要です。

近年はインターネット専業の証券会社をはじめとして証券取引の各種手数料は値下がりをしていますが、預貯金には不要なコストが掛かることは事実です。

(3)元本保証がない

インデックス投資の運用対象となる株式や債券、投資信託は預金とは異なり元本保証がありません。

経済の変化によって値動きが生じるため、景気が良い場合は価値が上がり、悪くなれば投資元本を割り込むことがあります。

保有する投資商品が損失を出していると仕事や家事などが手につかなくなるなど「元本割れは絶対に避けたい」という人もいるでしょう。

インデックス投資に限らず預貯金以外の資産運用は程度の差はあれリスクを負うもので、一度試してみてその上で合わないと感じるのであれば、リスク性資産を無理に保有することは避けたほうが良いかもしれません。

3.インデックス投資のデメリットを有利に変えるキーワード3つ

続いて、インデックス投資のデメリットを有利に変える3つのキーワードを紹介します。

インデックス投資のデメリットを有利に変える3つのキーワード

  • 長期投資
  • 積立投資
  • 分散投資

それぞれ詳しく紹介します。

(1)長期投資

インデックス投資は市場に連動して緩やかな上昇を目指すことを目的とする投資法であるため、長期運用が基本です。

マーケットの指数に連動するインデックス投資が短期間で大きな利益を狙うことが基本的に難しい投資法であることはデメリットとして先述した通りです。

インデックス投資を野球に例えると、ホームランで一気に得点するようなことはほぼ期待できません。

ヒット狙いでコツコツと地道に取り組む必要があるでしょう。

そのため、マーケットが暴落しても慌てて売却することは避け、長期的な目線や買い増しを意識することが大事です。

#1:運用に掛かるコストが低い

インデックス投資は運用に掛かるコストが比較的低く、このことは投資に回す金額が増えることにつながります。

運用コストのうち信託報酬は保有期間が長くなるほど運用成績に大きな影響を与えるため、長期でインデックス投資を用いた資産形成を目指すなら、運用コストが低い証券会社やファンドを選ぶようにしましょう。

#2:手間が掛からない

1本で複数の資産クラスに分散投資できるインデックス型の投資信託なら、自身で資産の状態を細かく確認するする必要がありません。

積立投資なら最初に商品や金額を設定しさえすれば、仕事や家事・育児に忙しい方でもほぼほったらかしで運用することができます。

時間や手間をかけずに運用したいなら、1本で様々な地域や資産などに分散投資できるインデックス型の投資信託が賢い選択です。

(2)積立投資

インデックス投資に適している投資方法は積み立て投資です

そのため、少ない金額で良いので継続して積み立てることが大事です。

投資信託の積立投資には毎月100円程度から始められるものもあります。

投資信託で積み立て投資を行う場合は、毎月同じ銘柄・同じ金額で購入することで購入価格の平準化が実現できリターンが得やすいと言われています。

#1:少額から始められる

インデックス投資は少額から始められるため、資金面でのハードルが低いです。

例えば、株式投資の場合、基本的な売買の単位は100株からで、投資を始めるにはまず100株分の資金と買付手数料が必要です。

そのためある程度の資産が貯まってからでないと投資を始めることができません。

少額から始められるインデックス投資は、手元資金に余裕がないが投資に興味がある若い世代が投資をスタートする良いきっかけになっています。

#2:ドル・コスト平均法で価格変動リスクを抑えられる

投資におけるリスク回避では投資商品を分散するだけでなく、複数回に分けて買うことによる時間軸の分散も重要です。

価格変動がある株や投資信託などの場合、金融商品の変動リスクを抑えるため毎月や毎週など定期的に一定額ずつ投資をすることで購入額が平均化されます。

これを「ドルコスト平均法」と呼び、積立期間が長くなればなるほど価格が平均化されやすくリスクに強い投資戦略になります。

例えば、あるインデックスファンドを10万円分まとめて買うか、1万円で10回に分けるかで考えてみましょう。

まとめて買うと購入時の価格を上回らなければ利益を得ることができません。

一方、回数を分けて買うと、購入する単価が平均化されます。

一括買いの集中投資と比べて、「ドルコスト平均法」の場合は購入に時間が掛かりますが、長期運用が基本のインデックス投資では「時間を味方につける」と考えることができるでしょう。

(3)分散投資

インデックス投資では少額で複数の投資対象に分散投資でき、リスクを軽減できる利点があります。

なぜ分散投資が必要かというと、「投資先を分散する」ことで価格変動のリスクを軽減する効果が期待できるからです。

インデックスファンドにおいて万が一投資先の一つの企業が倒産することがあっても他の企業が資産価値を下支えしてくれ、これが分散投資の効果です。

#1:資産配分を考えた投資がしやすい

インデックスファンドには日本の株式、先進国・新興国の株式、いくつかの投資先を組み合わせたバランス型などに分かれています。

つまり、インデックスファンドを保有することは、いくつもの企業や国に分散投資を行っていることになります。

投資未経験者で預貯金よりも少し増えるぐらいが目標であればリスクが低い傾向にある4資産均等型、積極的に増やすことにチャレンジしたいなら日本株式や先進国株式に投資するなど自分に合った商品を選択しましょう。

4.インデックス投資を行う際の確認ポイント

インデックス投資は投資の知識や運用経験がなく、自己資金が少なくても分散投資ができる投資法です。

デメリットが少ないとはいえ、インデックス投資を行う際の確認ポイントを把握しておきましょう。

インデックス投資を行う際の確認ポイント

  • 投資対象と目的
  • 分配方針
  • 運用実績
  • 手数料
  • 純資産総額

順に解説します。

(1)投資対象と目的

ある国の株式市場、不動産市場など個別の銘柄や投資商品ではなく、もっと大きなカテゴリー全体、そしてそれを示す経済指標に対する投資を行うのがインデックス投資です。

個人投資家の資金規模では2,000を超えるTOPIX全銘柄を保有するということは難しいですが、インデックスファンドであれば可能です。

インデックス投資は市場の成長そのものを捉えるため、「負けないこと」が目的の投資と言われます。

どのインデックス、どの商品を選んでも暴落と呼ばれるような下落は必ずありますが、そこで大切なことは積み立ての継続です。

暴落時でも積み立てを継続することが、結果的に大きなリターンに結びつくでしょう。

(2)分配方針

投資信託では、決算時に収益をどのように受益者(ファンドの保有者)へ還元するか、方針があらかじめ定められています。

このことを分配方針と言い、インデックス投資には分配金を証券口座で受け取るか、再投資するかの2つの分配方針があります。

長期投資を前提とした運用の場合、分配金を再投資する選択の方が再投資の際に購入時手数料の負担や購入手続きといった手間をかけることなく複利効果を享受することができるでしょう。

(3)運用実績

インデックス型の投資信託を選択する際、運用実績も重要な確認ポイントです。

ファンドの運用成績を表す指標の1つにトータルリターンがあります。

これは一定期間のファンドの総合的な運用成績を表すもので、トータルリターンが高いほど過去の運用成績が良いファンドと考えられます。

似たようなファンドのこれまでの実績を比較してみるとその違いがわかりやすいでしょう。

(4)手数料

インデックス投資にかかる手数料は商品や証券会社ごとに異なります。

一般的にはインデックス型の投資信託は、マーケットが発表した指数に機械的に連動するため各種手数料が安く設定されていることが多いです。

また、近年では店舗を持たないインターネット専業の証券会社が増えており、信託報酬が格安な商品も増えてきました。

日経平均株価に連動する投資信託であればどの投資信託でも値動きは同じであるため、手数料が安い投資信託を選択するのが賢い方法です。

(5)純資産総額

インデックス投資ではファンドの規模を確認することも大事です。

ファンドの規模は、純資産で比較できます。

投資信託の資産規模を表す純資産が大きくなるほど、途中で運用が打ち切られる償還リスクの可能性が低くなる傾向にあります。

まとめ

インデックス投資は投資の知識や運用経験がない、自己資金が少ない人でも分散投資ができる投資法です。

インデックス投資にはメリットだけでなくデメリットもありますが、長期投資・積立投資・分散投資の利点をうまく使い資産を増やしましょう。

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