
株式のみのアセットアロケーションの重要性とは?作成時に意識する3つのポイント
「株式のみのアセットアロケーションのメリットは?」
「アセットアロケーションを株式のみにしても利益は出る?」
アセットアロケーションとは資産配分の考え方ですが、限られた投資資金をどのアセットクラスに配分するかによって投資結果は大きく変わります。
投資経験や知識、資金量が限定される個人投資家にとってアセットアロケーションの決定は簡単なことではありません。
今回は株式のみのアセットアロケーションの重要性と、作成時に意識する3つのポイントについて解説します。
自身の資産状況や今後のライフプラン、運用の目的に合わせたアセットアロケーションを組んで、リスクをできるだけ抑えながら適切にリターンを得ていきましょう。
Contents
1.そもそもアセットアロケーションとは
アセットとは「資産」、アロケーションとは「配分」の意味で、すなわちアセットアロケーションとは「資産配分」のことです。
投資に関心がある人ならアセットアロケーション の意味や役割について知っていると思いますが、正しく理解できていない部分もあるかもしれないので、まずは基礎的なことからしっかりと確認しておきましょう。
投資で目標を達成するにはアセットクラス(投資対象となる資産や種類・分類)の中から「どれをどのような割合で選ぶか」が重要です。
主なアセットクラスは以下の5つに分類できます。
- 現金・預金
- 株式(国内・先進国・新興国)
- 債券(国内・先進国・新興国)
- 不動産(賃貸・住居・REIT)
- コモディティ(金・銀・プラチナなど)
投資初心者が株式を買うとき、「どの銘柄を選ぶか」を重視する傾向にあり、視野が狭くなりがちです。
このことが原因でリスクを過度に恐れたり効率的な投資ができなかったりといった失敗に繋がる人は少なくありません。
そのためには「どの企業の業績が上がりそうか」という視点だけではなく、「それぞれをどれぐらい買うと良いか」という配分にも目を向けて、バランスよく振り分けて投資することが大切です。
そしてアセットアロケーションを組んだ後も適宜配分率が正しいかを見直すことで、投資の成功確率を高めることができるでしょう。
(1)ポートフォリオとの違い
資産配分という意味を持つアセットアロケーションとポートフォリオですが、この2つは異なるものです。
アセットアロケーションとは「株式・債券」等の資産にどのように配分するのかを決めるもので、ポートフォリオは具体的にその資産に配分された金額からどの銘柄に配分するのかを決めるものです。
言い換えれば、アセットアロケーションという前段階があることで、強固なポートフォリオを構築することができるのです。
そのため、アセットアロケーションを省いてポートフォリオだけをその場の成り行きで組んでも、投資の目的を達成することは難しいでしょう。
2.株式のみのアセットアロケーションはそもそも良いのか
株式のみのアセットアロケーションは、高利回り(ハイリターン)を狙うことができる点が有利ですが、リスクの観点から推奨できるものではありません。
資産運用において成功するためには、収入を得ることは重要なことですが、大きな損失を生まないことがより重要です。
株式投資はハイリスクな金融商品であるため、あなたの資産を全て株式投資に費やすことは常に大きな損失が生まれる可能性を示しています。
そのため、株式投資のみのアセットアロケーションを組みたいと考えている方はそのリスクの大きさを十分に理解してから行うようにしましょう。
3.株式のみのアセットアロケーション作成時に意識すること3つ
株式のみのアセットアロケーションを組む際、考慮すべき要素がいくつかあります。
そのなかでも重要なのが以下の3点です。
- 株式はハイリスク・ハイリターンの金融商品である事を理解する
- 国・地域ごとに分散投資をする
- 業界ごとに分散投資をする
順に解説します。
(1)株式はハイリスク・ハイリターンの金融商品であることを理解する
株式はリスク性資産であるため、アセットアロケーションを株式のみにすることは投資効果を最大化させて大きなリターンが得られるメリットがりますが、リスクの高さから一般的な投資方法ではありません。
若い世代の投資家で、ある程度のリスクをとっても問題がない方であれば株式のみのアセットアロケーションを持つことも1つの方法として考えられます。
しかし、リスクがとれない方はその他のアセットに分散投資を行いリスクを低減する必要があります。
そもそもアセットアロケーションとはリスクを抑えて分散投資をすることが主目的であるため、株式のみのアセットアロケーションは例外的です。
アセットアロケーションを株式のみにする場合は、ポートフォリオでしっかりとリスクを分散するようにしましょう。
ポートフォリオでの分散方法は以下の2章で解説を行います。
(2)国・地域ごとに分散投資をする
株式のみの投資の危険性を理解した上で、それでもなお株式のみの資産運用をしたいと考えている方は、株式のポートフォリオで分散投資をしてリスクを抑えましょう。
株式はまず大まかに国内株式・先進国株式・新興国株式等の国や地域によって分類され、その次に業種によって分類されます。
株式のみの資産運用をする際は、これらの株式を複数に組み合わせることでリスクを低減させましょう。
一般的に国内株式は為替変動の影響を受けにくいことや、情報がつかみやすいことから、海外株式よりもリスクの小さい株式の種類だと言うことができます。
また、海外株式は新興・先進国の株式に分類することができますが、新興国株式では経済が不安定であることからも値動きが激しく、高いリスクがある株式です。
このように、各国株式の特徴を理解した上で株式のみのアセットアロケーションを組みリスクを減少させることが大切です。
さらに、ただ各国に株式に分散投資をするのみならず各国のファンダメンタルズを調査することも重要となります。
#1:ファンダメンタルズ分析
株式のみのアセットアロケーションを作成する際に、ファンダメンタルズも意識することが重要です。
ファンダメンタルズとは各国の経済動向や景気見通し、政策金利、人口構造や産業構造、政治情勢、宗教、教育水準などを指し、それらは株価を形成する重要な要素であるからです。
国の政治が安定していれば経済情勢にも好影響を与えやすく、国も発展していくと考えられます。
人口ピラミッドが若年層の割合が高い三角形であれば、将来の労働人口や消費者の数が多いと想定され、その国の経済や産業が発展する可能性が高いです。
このように高い成長性が見込まれる国は、世界中の投資家から資金が集まる傾向にあります。
その反面、宗教色が強い国では政治不安を招きやすく、テロや暴動が発生すると相場にも影響を及ぼします。
株式のみのアセットアロケーションを決定する際は、詳細なファンダメンタル分析は必要不可欠と言えるでしょう。
(3)業界ごとに分散投資をする
国や地域ごとでの分散投資に続いて、業界ごとに分散投資をすることでリスクを低減することができます。
日本で言えば、株式市場の企業は東証によって大まかに33の業界に分類されており、それぞれに特徴があります。
それらの業界の特徴を正しく理解し、それぞれに分散投資をすることが株式のみのアセットアロケーションを組む際の重要なポイントです。
業界ごとの特徴として主に以下のようなものがあげられます。
- 景気敏感株(シクリカル株):景気や為替の影響を受けやすい業界 ex:自動車、鉄鋼
- ディフェンシブ株:景気変動による影響が少ない業界 ex:インフラ、食料品
- 輸出関連株:輸出や海外での売り上げが主な収益になっている業界 ex:電気、精密機器
- 輸入関連株:輸入した原料や商品などの価格が収益に大きな影響を及ぼす業界 ex:商社、水産
業界は上記のような様々な特徴を持っており、特徴が被らないように投資を行うことで分散投資の効果を得ることができます。
例えば、景気敏感株とディフェンシブ株を半分ずつ持つことで、たとえ景気が悪くなり景気敏感株で損失が生まれてもディフェンシブ株の利益で賄える場合もあります。
上記に挙げた特徴はあくまでも一例であり、個々の業界について調査を行うことであなたのリスク許容度にあった株式の分散方法を見つけられるようにしましょう。
まとめ
この記事では株式のみのアセットアロケーション作成時に意識することについて解説しました。
投資は資産を増やしていくための有効な手段ですが、方法を間違えれば負うリスクも大きくなります。
そのため、一度決定したアセットアロケーションは年齢やライフステージの変化に合わせて見直す必要があります。
ご自身の投資目的やリスク許容度と照らし合わせ、不要なリスクを負ってしまっていないか今一度見直してみてはいかがでしょうか。
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